見えない電波の精とは・・・電子的チーズ岩(ロック)の新たな手法から誕生した妖精音の録音の三連作であり、あらゆる年代の子供たちのための三篇からなる未発見の惑星についての神秘な歴史である。
ゴングの代表作は、何といっても1973年から2年間かかって製作された「見えない電波の精」"Radio Gnome Invisible"と題された、この3部作でしょう。これは単なるポピュラー音楽を超えたサイキック・スペース・オペラとも言える作品であり、物語であり、思想である。その内容は壮大にしておちゃめ、奇怪にして柔和、難解にして簡単に受容可能な宇宙叙事詩である。(実際の舞台は地球上ですけど)
そしてこれは、(多くの研究家によるさまざまな解釈がされている?が)私の解釈では「色即是空」なヒンズーあるいは仏教思想の西洋人と言うよりも現時点で思うと、テクノロジー至上主義の現代人への普及(布教ではない)活動の音楽による表現でありましょう。その答は第三部のゴング曼荼羅上に示される標語、
GONG IS ONE AND ONE IS YOUあるいは、第3部最終曲において何度も繰り返されるフレーズ、
YOU ARE I AND I AM YOUをはじめとする多くの歌の歌詞でうかがわれるように、全ての人間は自我を超えて繋がるとするトランスパーソナル(超個人)なニューエイジ思想や「相互理解による全地球的ラブ&ピース」という当時のヒッピー思想に合致するものである。

この偉大な物語の第1幕は要約すれば、小さな緑色の異星人が飛行可能な急須に乗って地球にやって来て、主人公である英雄ゼロが登場し自らの使命に気づくのだが、煩悩に苛まれて苦労するという話である。私流の解釈では「悟り」への普通人が受けた啓示と「悟りの道」への偉大なるスタートということになる。 さてさて、でわでわジャケットをパックリ開いてクレジットを見てみよう。
Recorded at the Manor Studios Oxford UK.
Engine eared by Simon Sandwitch 2 aided by Tom Zen
Produced by Giorgio Gomelski
てな訳で、クレジット表記のちょっとした言葉遊びも味わって欲しい。同様にメンバーに関しても、
GITBOX:Stevie Hillside(Spermguitar & Slow Whale)とか、
VCS3BOX CYNTHIA SIZE A & CRYSTAL MACHINE by hi.T.Moonweed(the favourite)なんて感じで、名前は仮名で、楽器名もひねくって紹介されている。そのあたりはジャケットを見て 楽しんでいただくとして、実際の20世紀地球英語に直しますと、次のようになると思います。
Personnel:
Daevid Allen(Vocal,Guitar)
Gilli Smyth(Space Whisper,Organ)
Steve Hillage(Lead Guitar)
Christian Tritsch(Side Guitar)
Didier Malherbe(Tenor Sax,Soprano Sax,Flute)
Francis Bacon(El-Piano,Bass)
Lawrence the alien(Drums)
Richard Whoarewe(Conga)
Tim Blake(Synthesizer,Vocal)
Venux de Luxe(Engineer)
デーヴィッド・アレン自信によりジャケットに書かれている解説をここに訳す。
物語:ということで、 よく読むと最初に遭う地球人の記述において、第2部での解説との矛盾がある。 が、そんなことを気にすること自体が間違っているのだ。
電波の精(Radio Gnome)とは一種のテレパシー的な海賊電波で、惑星ゴングより 飛来する飛行急須(Flying Teapot)から送信される。 それが着陸するのはえぇと…チベットで、 ローレンス・ジ・エイリアン(Lawrence Allen)の祈り用ムシロ上にたまたま着陸する。 彼は最上のオコりん棒で猿を(何だって?)彼の太鼓の上で踊らせる。急須は ポット頭の妖精(Pot Head Pixies)で満たされていて、 彼らは地球人との最初の遭遇に驚嘆する。はぁ。 しかし偉大なるヨガ行者のバナナ・アナンダは彼らを救出し ポット頭の妖精たちを、B面最初の曲(The Pt Head Pixies) をやってるバンドに紹介する。
すると、オクターブ博士という、小妖精の偉大な賢者と賢い導師たちが登場し、 水晶機械を使った潜在意識的秘密の知恵を伝授した。 しかし登場すべきだったのは英雄ゼロで、そやつは、えぇぇぇ、 プリクシー、じゃないや、惨めな妖精たちのために愛と信仰の歌を歌うのである。 しかしPHPは崇拝されたくないので彼らはゼロをスキャット国とバッデ・グラスの 磁場を通過させた。そこで彼は飛行急須を見つけて、魔女のヨニに出会う。 彼女は誰でも完全浮遊へと魅惑し、そして彼女のフィッシュ&チップの提供者、 ディンゴと共に「私はあなたの子猫よ」と 彼女の主題歌を歌う。 彼女はウーマンリブだったかも?彼女はそんなにいい?誰が知ろうか? ってことで...
さて、この物語の最初の1曲から、我々はゴングの不可思議な世界に吸引されちまう。
鈍重な行進曲、軽快なロックビート、アラビア風フレーズ、意味不明の呪文などが何の脈絡もなしに交互に出現する。
手動唇トレモロや宇宙の囁き、味覚人飛行物体の発するシンセ音など、サウンド的にもゴングの特徴的な要素が
詰め込まれている。
君が受信してる時このように歌詞の内容的には、空飛ぶ急須がやって来る情景とテレパシー的な電波の精の存在を示唆している。
精神感応(テレパシー)の能力に気づいてる
なぜ風がこの窓を吹き抜けるのか誰が知っているのか
自分自身を信じないのか
我らは君を信じているのに今空にあるあれは何だ?
今空を飛ぶことができる急須
頭の中に響く声
彼らの言ったことを教えてバナナ、涅槃、明日(君は知っている)
バナナ、涅槃、明日(私は知っている)
バナナ、涅槃、明日(私達は知っている)
バナナ、涅槃、明日(誰も知っている)君の考えすべては示している
頭のまわりにぶら下がってる
長い髪の下に
そこで何を感じるのか教えて君は私が聞こえる
でも私は君が見えない
君は私に触れる
ある日、私はあなたになる電波の精…
見えない電波の精
(日本語訳:予知夢)
さてLP盤ではA面にたった2曲しか入っていないのだ。というのもこの曲がド長いためだが、ラベルのボレロのように徐々に盛り上がっていくこの不可思議な曲はその長さを感じない。そして後半には飛んでもない仕掛けが施され、ドラムソロも挿入されている。
この曲においては、物語上重要なアイテムである一杯の茶(Cup of Tea)またはクッパ茶(Cuppa Tea)が登場する。
やぁピートもし信念を感じるならというように、この最後の繰り返しコーラスで空飛ぶ円盤(皿)、空飛ぶティーカップそして空飛ぶティーポットという自然な流れで 考えれば、なんら急須が飛行してもおかしくないことを証明している。
私は、あなたに話す物語がある
ずっと離れた惑星から来た
緑の小人たちの楽団の物語
もし愛について知りたいならば
そのちっぽけな変わり者に尋ねなさい
彼は精神感応(テレパシー)を教えてくれる
彼は心の裏側を読むことができる
もし猫のように忍び込むならば
君は失敗者になるだけだ
偏執狂は決して彼に触れない
彼は笑う方法を取る
赤ちゃん、君自身をおとしめないで
後で君を取り上げるからもし愛について知りたいならば
そのちっぽけな変わり者に尋ねなさい
彼は精神感応(テレパシー)を教えてくれる
彼は心の裏側を読むことができる
もし猫のように忍び込むならば
君は失敗者になるだけだ
偏執狂は決して彼に触れない
彼は笑う方法を取る
赤ちゃん、君自身をおとしめないで
後で君を急いで取り上げるから
後で君を捕まえるから
彼に後で取り戻すわずかな愛を与えて…
彼に後で取り戻すわずかな愛を与えて...今チベットの見えない歌劇会社からの声をお聞き下さい...
お茶をどうぞ、もう一杯いかが、お茶をどうぞ
お茶をどうぞ、もう一杯いかが、お茶をどうぞ...空高く、何が見える?
地球に降りて来た、一杯のお茶
空飛ぶ円盤、空飛ぶ茶碗
外宇宙からの、空飛ぶ急須
(日本語訳:予知夢)
ゴングというバンドによって演奏されるPHP(ポット頭の小人)のテーマ。
最後に、ジャケットに書かれた文章を訳すと、
それで…とあるのですが、いまだにこの「ポケット版惑星ゴングの歴史」や「特製ゴング絵巻」の存在は謎であり、現ヴァージンレコードに問い合わせても取り合ってもらえないようだ。
もし君がゴングの不思議な登場人物について もちょっと知りたいならば、まもなく我々の秘密ポット社から出版される予定の 「ポケット版惑星ゴングの歴史」を見られたい。いいかい? えぇと、じゃあ君か君の友達の誰かが我々のうちの誰か、 ポット頭の妖精たち、または空飛ぶ急須でさえも、 もしも見かけたなら、ヴァージン宛でどうか僕らに手紙で教えてくれ。 そしたらディンゴのデザインによる特製ゴング惑星探検絵巻を 受け取る。それで君は自分でテレパシーの妖精ラジオにチャンネルを あわせられる。いいかい?じゃあ、次のLPまで君たちみんなに愛をこめて、 そしてさらに広がる2番目のエピソードで 僕らがまたこの狂った惑星地球にやって来るまで。
ほな、さいなら。(日本語訳:予知夢)
1.OTHER SIDE OF THE SKY/もうひとつの天国


1.Thought for the naught/夜への想い
2.A P.H.P.'s advice/ミスターPHP
3.Magick mother invocation/マジック・マザーの祈り
4.Master Builder/創造主
5.A sprinkling of clouds/雲のかけら
6.Perfect Mistery/秘められた謎
7.The isle of everywhere/四方の島
8.You never blow yr trip forever/永遠の旅
All titles written by GONG.
and published by Almo Music,ASCAP